定期借地権付住宅を購入した場合について
実は住宅ローン控除は、定期借地権付住宅を購入した場合にも受けられることになっています。
これは平成12年に公団の定期借地権付住宅の保証金について公庫の住宅ローンが利用できるようになったことがきっかけになっています。
定期借地権の保証金というのは、原則として、定期借地期間が終わったときには無利息で返還するものをいいます。
保証金自体は、定期的に支払う地代の滞納や借地期間の終了時に建物を撤去する等の原状回復を怠った場合の担保的な性格を有しています。
保証金と住宅ローン控除
定期借地権付建物を取得した場合の保証金等は、一定割合が土地取得日としてみなされます。
これは、土地等の取得に必要な借入金が住宅ローン控除の対象になっていることをその理由としています。
よって、土地等の取得費とみなせる金額であれば住宅ローン控除が受けられます。
ちなみに、住宅ローン控除の適用可能金額は、およそ保証金の9割程度になっています。 |