定期借地権付建物の底地の購入について
今回は、定期借地権付建物の底地の購入が住宅ローン控除雄対象になるかどうかについてみていきたいと思います。
具体的なケースとしては、契約上5年後に定期借地権が設定されている土地を買い取ることができることになっていて、その底地を買い取ろうと考えているような場合です。
住宅ローン控除の対象になる住宅ローン等の範囲
住宅ローン控除の対象になる住宅ローン等には、以下の場合の敷地の購入についての一定の借入金や債務も含まれることになっています。
@住宅の新築の日前に、新築工事の着工の日後に受領した借入金によって住宅の敷地を購入した場合
A住宅の新築の日前に、3か月以内の建築条件付きで住宅の敷地を購入した場合
B住宅の新築の日前に、一定期間内の建築条件付きで住宅の敷地を購入した場合
C住宅の新築日前2年以内に住宅の敷地を購入した場合
D住宅と住宅の敷地を一括して購入した場合
ということで、上記の5年後に定期借地権が設定されている土地を買い取ろうというような場合には、@〜Dのいずれにも該当しませんので、その底地の購入に係る借入金については住宅ローン控除の対象にはならないということになります。 |